2005年11月20日

ノルウェイの森

村上春樹の「ノルウェイの森」は私の青春時代を代表する一冊。
まだ初々しくて青かった私は、これを読んでゴーゴー泣きました。
この中で、主人公のワタナベ君と直子が二人でひたすら歩くという場面があります。
この道を辿りたいと、長年思っていましたが、ようやく実現しました。

木枯しが吹く空気の透き通った11月の土曜日。
天気は晴れ。絶好の夢の実現日。

「僕と直子は四ッ谷駅で電車を降りて、」
スタートは四ツ谷駅です。

「線路わきの土手を市ヶ谷のほうに向けて歩いた」
風を受けながら歩きました。
ふと右を見ると釣り堀が。

市ヶ谷釣り堀.JPG

お、これはもしかして、TBSドラマ「今夜一人のベッドで」で
瀬戸朝香と要潤が出会うところではないか!

それにしても風が冷たい。
よって耳がちぎれるまえに。途中で知る人ぞ知るホテルでお茶。
The Agnes Hotel and Apartments Tokyo

アグネスホテル.JPG

無国籍風でオシャレな内装に家具たち。
いただいたアールグレイのお茶も美味。
あ〜 幸せ喫茶店
ここのホテルにはまた来よう。

「彼女は飯田橋で右に折れ、お堀端に出て、それから神保町の交差点を越えてお茶の水の坂を上り、」
歩く歩く、風を受けながら。
近代的な明治大学を見上げながら、トイレを借用したのが、
文筆家の方々が缶詰めになるという 山の上ホテル。

山の上ホテル.JPG

缶詰めされる身分になるぞーーー!

「そのまま本郷に抜けた」
抜けましたよ。
で、右手に見えてきた 東京大学。

東大赤門.JPG

今度ゆっくりキャンパス見学したいものです。

「そして都電の線路に沿って駒込まで歩いた」
都電の線路は今ないので、ひたすら歩きました。
このあたりはお寺が多いなあ。

「ちょっとした道のりだ。駒込に着いたときには日はもう沈んでいた。穏やかな春の夕暮れだった」
もうね、最後は惰性で足が動くほど、歩きました。
10時半出発で駒込についたのは14時半ごろ。
途中45分ぐらいお茶したから、3時間ちょっと歩いたかなあ。
秋の昼下がりだった、んですけどね。

「我々は駅の近くのそば屋に入って軽い食事をした。喉が渇いたので僕は一人でビールを飲んだ。注文してから食べ終わるまで我々は一言も口をきかなかった。僕は歩き疲れていささかぐったりとしていたし、彼女はテーブルの上に両手を置いてまた何かを考え込んでいた。TVのニュースが今日の日曜日は行楽地はどこもいっぱいでしたと告げていた。そして我々は四ツ谷から駒込まで歩きました、と僕は思った。」

当然駅の近くのそば屋に入りました。
ビールも飲みました。

「直子はテーブルに肘をついて、しばらく壁にかかったカレンダーを見ていた。」
肘をついて、カレンダー見ました。
ここまでするとアホですねえ。

夢の実行で達成感、充実感に満ち満ち、あ〜幸せ。
小説と一つ違うのは、ワタナベ君と直子はひたすらだまって歩いていた。
しかし友人と私は、人生観、職業観、恋愛観、結婚観など機関銃のようにしゃべった。

あ〜面白かった。
なんだか、お正月とお盆とクリスマスと卒業式と入学式と成人式とお誕生日会とがいっしょにきたような一日でした。

ちなみに最後はコンラッドホテルでお茶。
以上、食べすぎ、飲みすぎ。


posted by H.A at 10:47| Comment(4) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりに「ノルウェーの森」が読みたくなりました(笑)

私は、ワタナベ君と緑のやり取りが好きでした。

疑似体験が出来ました。ありがとう!
Posted by YUKI at 2005年11月22日 14:12
YUKIさん

コメントありがとうございます。
学生時代を、あのようにまったりと過ごせなかったのが残念です。
今の院生生活、第二の「ノルウェイの森」といきますか!
Posted by ひとみ at 2005年11月22日 14:30
比治山大学短期大学部の学生です☆
ブログ発見しましたっ(●^o^●)
今、来年の教育実習の為の学習指導案を書いています。
ちょっと息抜きに覗いてみました♪
(すいません息抜きで・・)
私はまだノルウェーの森を見たことが無いので今度読んでみたいと思っています。
上にも書いてますが、来年私は教育実習をうけにいきます。
教免を取るのがこんなに大変だなんて思ってもいなくてビックリですっっ!
私のとりたい教科は私たった一人なので誰にも相談することができず・・・
いきずまる時もありますが・・・
やっぱり自分が決めた目標だから最後までやり遂げたいですねっ☆
これからも先生の授業も、その他の授業も一生懸命取り組みたいです。
優秀な生徒ではなぃですけど・・・↓↓
Posted by 岡崎 愛子 at 2005年11月26日 21:51
岡崎さん

十分優秀ですよ。
大変でしょうががんばってね。
Posted by at 2005年11月27日 21:07
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