東京国立博物館「桃山―天下人の100年」。
屏風絵や茶道具、刀剣と甲冑などを楽しみながら、一番オッと思ったのが、
重要文化財「竹林虎図襖」(狩野山雪 江戸時代・寛永8年 京都・天球院)
虎が大きかったのでインパクトがあったというのもあるのですが、
私、動物占いは「虎」でして、だから気になったのかも。
同時に思い出しました。
虎に姿が変わってしまった主人公の話、中島敦著『山月記』。
「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」が、主人公を虎に変えたという話。
わざわざ最終日に出かけた東国で出会った虎は、
私に、おまえの「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」は、
その後健在かい?とにやりと笑っているのだろうか・・・
2020年11月30日
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