2020年11月06日

映画「MOTHER マザー」から考える共依存

ネットフリックスで視聴 今夏7月に公開された映画「MOTHER マザー」
後味の悪いストーリーで、かつ実際にあったということなのだから、救いようがない。
長澤まさみは、頑張っているね(すみません、上から目線で。

本映画の核となっているのが母息子の「共依存(Co-dependency)」関係。

共依存とは厚生労働省の定義では
「依存症者に必要とされることに存在価値を見いだし、ともに依存を維持している周囲の人間の在り様。」とのこと。

もともとはアルコール依存症の家族の世話をする人が、その世話に生きがいを見出す、
世話をされる側は甘えて抜け出せない、といった状況から生まれた言葉らしい。

当該映画のそれは、もっと異なる問題を包含しており、複雑ではあるが、
「共依存」の「共」を外した「依存」はあちらこちらに見受けられる。

家族、恋愛、仕事、役職。
相手や立場があることに対する「依存」。
言い換えれば「熱中」、「夢中」でもある。
何よりも大事にできるものがあるというのは、生きる目的であり支えにもなる。

が、度を過ぎると、相手や役職や目の前の仕事への「執着」になる。

解決策をあげるならば、
戦略論でいうところの、外部環境の変化を察知し受け止め、
内部資源の客観的な評価をして、
適度な距離感を何者に対しても持つ、というところか。

この仕事だから、この役職だから、そしてこの人がいるから、やりがいがあって楽しいというのは、
裏を返すと、そうでなくなった場合の喪失感が大きいということで、
非常に恐ろしい。


もとい、この映画、作品としては素晴らしいが、後味が悪いので、それを承知の上ならよいかも。
なので、黒い星で示す。
(いつもは☆)
★★★★
posted by H.A at 09:11| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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