2019年11月07日

『マリコ、うまくいくよ』

随分前に何かで見かけて、読みたいと思って、図書館で予約して、
ようやく番が回ってきて、借りることができた書籍。
『マリコ、うまくいくよ』(2018)新潮社 益田ミリ

実はこれはコミック。
社会人2年目のマリコ、
社会人12年目のマリコ、
社会人20年目のマリコ、
と、同じ企業で働く20代、30代、40代の一般職の女性 3人のマリコさんの話。
(総合職の女性も一人絡んできます)

企業で働くってのは、仕事の負荷以外の、組織の一員で働くという意味で大変で、
その大変さは年代によって、キャリアによって異なる、ということが
描かれている。

社会人2年目のマリコは、
「登ってきた山の向こう側にあった景色は、
 のっぺりとした平地だった」
と就職して、働いて感じている。
平地の向こう側に、もう若くない人がいる。

社会人2年目のマリコは、若さが強みであり、
年を取っている人若くなくてかわいそうと思う。
同時に、彼女らの経験値は絶対的に羨ましい。

社会人12年目のマリコは「女子枠」で飲み会に呼ばれることに安堵し、
社会人20年目のマリコが呼ばれないことに、優越感を感じる。
でも、明日は我が身と思う。

社会人20年目のマリコは、いろんなことを達観しながらも、
このまま今が続くのかと不安になる。



読みながら、ああそうだったと、過去の自分が、過去の企業勤務時代が思い出された。
それにしても今の私は、
「若い」人に「若くなくてかわいそう」と思われる立場になって久しいが、
全くかわいそうに自分で感じない。
少しくらい、若さに嫉妬したほうがよいのだろうか・・・
(決して今も若いと思っているわけではない、
 まだまだ若いもんには負けん、などと思ったことも無い。)

お米を噛み続けたら甘くなるように、
平地をただただ歩き続けるというのは、
何かしらのスイーツな気分が生じてくるのかも。
posted by H.A at 23:19| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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