2019年06月30日

経営学者 というもの

私は経営学を学び、経営管理学で学位をとり、経営学を研究し、経営学を教えている。
経営学者とは何だろうと、最近ずっと考えている。
経営学者とはいかにあるべきか、ということだ。

法学だと、法律の解釈、
経済学だと、世の中全体のお金の流れ、その影響、
歴史学(経済史、経営史)だと、過去のこもごも、
と、学者以外の方々よりその領域で造詣が深い。
ここに研究者としての存在価値がある。

多方で
経営学というのは、企業の経営を研究する学問だが、
経営については企業で経営に携わっている経営者の皆さんのほうがプロだ。
お教えいただくことは多い。

経営学とは、雑駁にまとめれば、
戦略論や組織論、管理論など領域があるが、
どれも効率的で合理的で競争優位を生み出すパターンを、
過去の事実や論理から鑑みて整理し、提示する、というものだ。


しかし、企業の皆様の前で講演する時、
こんなことを話しても、彼らは満足しない。
頭を切り替えれば、学生の経営学の学びも、同様だろう。

とすると、企業の経営を俯瞰し、
過去の事実や論理から鑑みて整理したことをベースにしながら、
事象や課題を、「腹落ちする」言葉やフレーズにに変換することが、
経営学者の存在価値なのではないか。
コンテキストの読み込みや、そこからの変換作業は、
センスや訓練を要して、容易ではない。

研究で問う理論は普遍ではあるが、
経営学は生ものだ。
経営学は変化し、経営学者も変化しなければならない。

などと、つらつら考えている。
posted by H.A at 19:00| Comment(0) | 研究:経営学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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