「お忙しいのでしょう」と声を掛けられ、
「いえ、仕事量は過去とさして変わらないと思うのですが、
時間の過ぎるのが、以前と比べて早いので、
よって、同じだけ仕事をしても忙しく感じるのです」
と答えた。
とにかく、あっという間に時間が過ぎる。
そうした落ち着かない中で、他にもしたくても手つかずの仕事がある中で、
過去の当ブログ11月分を、少し読み返した。
2000年代後半の私は、広島に居て、今より10年以上も若くて、
仕事も精力的にしていて、
立教の大学院にも通っていて、
研究室への来客も多くて、
研究室でもコーヒーは豆からひいて、コーヒーカップで飲んでいる。
なんと優雅で頑張っている私か!!!
10年前の私を褒めてあげたい。
(すみません、自画自賛で…)
今の私は、それなりに加齢し、
仕事も肩で息をしながらなんとかこなし、
学会・研究活動も足手まといになりながら皆様についていき、
外ではあらゆる人に会っていて、
コーヒーを淹れる余裕が無くて、インスタント。
研究室では紙コップ、家ではマグカップで飲んでいる。
あらら。
陶器や磁器のコーヒーカップと、
紙コップ。
この相違に、何かを失ったような気がする。
しかし、
2000年代後半の私は、今より10年以上も若いからか、
毎日がつまらなくて、切なくて、悲しいと、時折書いている。
思い描く自分と、現実の自分のギャップがあったのだろう。
今の私は、年は取ったが、
おかげさまで毎日充実している。
つまらなくもないし、切なくも悲しくもない。
ただ、いかんせん、体力が無い。
思い描く自分と、体力のギャップに、困っている。
2018年11月14日
この記事へのコメント
コメントを書く