2018年09月05日

『極上の孤独』

『極上の孤独』(2018)下重暁子 幻冬舎新書

友人に勧められて読んだ本。

著者の言う「孤独」とは、自分で自分の人生の責任をとること の意味のようだ。
帯の著者の写真はお若い時のようで、すでに81歳とのこと。

著者は既婚者してオットさんと一緒に行動されているようだし、
ご友人も多い。

81歳の世代では、おそらく他者(親とかオットとか)に依存し、
周囲に常に人がいて、生きることが普通だった中で、
彼女は働き、働き続け、お金もあるし自由もある、だから一人で決めることも多かいのであろう。
それが著者の同世代の女性の中では異質だったのかもしれない。

同書に書かれていることは、私も含め周囲の友人知人たちはすでに
当たり前に行っていることと思われる。
よって、もっととんがったことを書かれているかと思ったが、
そうでもなかった。

上野千鶴子先生の『おひとりさまの老後』(2007) 法研 のほうが、
より切実な「独り」との上手な付き合いかたが書かれている、と感じた。
http://bouchukan.seesaa.net/article/437026334.html
http://bouchukan.seesaa.net/article/142821883.html

そうはいえ、一人で物事を決めることができない日本。
学校に教科書を置いて帰ってよい、と文部科学省が学校に指示する、という
理解不能なことが当たり前に行われる我々の社会で、
実は、自分のことを一人で決めることをする、というのは、
稀有なことなのかもしれない。
posted by H.A at 05:00| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。