2018年02月06日

世界の中の日本を考える その3『ハーバード日本史教室』

佐藤智恵 著『ハーバード日本史教室』(2017)中央公論新社
http://www.chuko.co.jp/laclef/2017/10/150599.html

日本について研究するハーバード大学の教員や学生に、
著者がヒアリングしてまとめた書籍。

日本人以外の人が、日本とは異なる地で、アジアの中の日本を学んでいる。
その知識は時に不勉強の私よりも深い。
また解釈も客観的で納得性が高い。

議論に不可欠な第二次世界大戦最後の原爆投下にも触れており、
それが必要だったか、倫理に反してないかの討論が、ハーバードでなされているとのこと。

メモしたい箇所が多々あるが、書ききれないので、参考までに目次↓
序 ハーバード大学と日本人
第1講義 教養としての『源氏物語』と城山三郎
第2講義 『忠臣蔵』に共感する学生たち
第3講義 龍馬、西郷は「脇役」、木戸、大久保こそ「主役」
第4講義 ハーバードの教授が涙する被災地の物語
第5講義 格差を広げないサムライ資本主義
第6講義 渋沢栄一ならトランプにこう忠告する
第7講義 昭和天皇のモラルリーダーシップ
第8講義 築地市場から見えてくる日本の強みと弱み
第9講義 日本は核武装すべきか
第10講義 世界に日本という国があってよかった

第10講義のアマルティア・セン先生へのヒアリングでは、
日本は経済成長を求めるのではなく、
人々が快適で安全に生きることができるよう、良き模範を示す役割を担ってはどうか、
と提言されている。
そもそもこれまで日本が貢献してきたことだと。

どこかの国のトップが書いた「美しい国へ」とは、
この提言の具現化にあるかも。
http://bouchukan.seesaa.net/article/183828831.html

著者の佐藤氏の肩書は「作家・コンサルタント」ということで、
非常に読みやすい。
学術書ではなく、さらさらと読めるので、皆様におすすめです。

ささ、私は読書仲間の同僚にお貸しするとしましょう。
posted by H.A at 05:00| Comment(0) | 研究:経営学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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