2017年01月25日

「銀婚式」

先般読んだ篠田 節子著「銀婚式」(2016)(新潮文庫)。
これは面白かった。

女性作家の小説はどろどろして主観的だと思っているので読まないのだが、
これは25年間の紆余曲折が男性目線で描かれていて面白い。

主人公がいろいろあって最終的に地方の山奥の大学に金融を教える教員として就職。
大学の教員というのは、医者同様ドラマなどでも取り上げられやすい。
作者の方がちゃんと取材されたようで、大学の、特に地方の大学の現状が
描かれていて笑ってしまった。
中国からの留学生が日本人の学生よりも意欲的で、
かつ目上の人に対する尊敬心などを有しているというあたり、我が意を得たりと膝を打つほど。

もとい、25年という月日は、外部環境が変化し、それに応じて人間関係も移ろう。
人も成長する、手を離れる、離れたものが戻ってくる。
といったことは25年前にはわからない。

そんなこんなでお勧めの小説。
大人のあなたに、どうぞ。
posted by H.A at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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