2016年09月10日

ニシンその1 最北端の酒蔵編

北海道は歴史の浅い土地だ。
歴史を紐解くと
明治2年(1869)新政府は蝦夷地を北海道と改名、開拓使を設置
明治7年(1874)屯田兵制度を設け、北海道の開発に着手

つまり、日本国としては明治以来の歴史となる。
現在私が同僚と共同研究している日本酒造企業の多くは、
豊かな農家なり商家なりが、もっと古い時代から、多角化の一環で酒造りを始めている。
北海道のそれは、大志を持った、あるいは行けといわれた人が海を渡り、
始めた業態だ。

日本で最北端の酒蔵は、増毛にある国稀酒造株式会社。 
最初は呉服屋だったそうな。
(ご案内してくださった方のプレゼンが滅茶苦茶上手でした)

行商でその地にきていた初代本間泰蔵さんが、
本業の呉服商の他に、荒物雑貨販売、海運業、当時この地第一の産業であったニシン漁にも手を拡げ、
醸造業も始めたとのこと。

ニシンの漁で栄えた街では、ニシンが大量だった頃、
飛ぶように呉服も売れたらしい。
その後、ニシンが下火になり、町も廃れ、今では酒造りだけされているとのこと。

北海道と言えばどこでも、必ずニシン漁の歴史が存在して、
なんだか、とても切なくなるのですよ。

もしかしたら私の前世は、ニシンか、ニシン漁をしていた網元だったかも。
posted by H.A at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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