とある酒造企業にヒアリング&見学をした。
基本は米と水の質で、最終的な日本酒の出来が決まる。
しかし、その間の手のかけ方で、味がぐっと変わってくる。
話を聴いていると、酒造りは子育てに似ている。
酒や水の質、というのは人にとっては遺伝であろう。
酒造りにおける手のかけ方は、
麹を温かくして甘やかすだけでなく、冷やしてぴりっとさせながら、
しかし目を離さない、といったところ。
子育ても同じで、子供を慈しみ、時に野に放ち、
自立を見守る、となる。
ある程度出来上がると、人間ができることは温度管理。
まさに子育ても一緒。
冬場の受験期の子どもに親ができるのは、暖かい部屋と温かい食事の準備だろう。
火を入れるもの、入れないもの、濁ったままのもの、透明のもの、
酒は多種多様となる。
瓶詰され、ラベルを貼って、日本酒は市場に出ていく。
子どもも多種多様。
身なりを整えて、社会に出ていく。
話を聴きながら、酒造りの奥深さを学んだ。
2016年02月21日
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