『希望学』玄田有史編著
中公新書
2006年4月出版で、購入してしばらく本棚で埃をかぶっていた。
希望を個人の問題としてだけでなく、社会の問題として科学的に考える希望の社会科学を「希望学」と名づけている、とのこと。
科学研究費助成を受けて行った
「学校における職業教育に関する経済学的研究」の調査結果をもとに書かれていて、学術的でもある。
幼いころになりたい職業が明確だった人のほうが、
大人になってからも希望を持っているそうだ。
もちろん、ほとんどが希望の職業についているわけではない。
なりたい職業という希望があって、
挫折して失望して、
そこで現実と折り合いながら道を模索して
新たな希望を見出すのだ、のようなことも書かれている。
失望は希望を持たないと経験できない。
こけてみるのもいい。
で、玄田先生の小さいころの夢が
カープで野球選手、というのもいい。
2007年05月28日
この記事へのコメント
小さい頃の夢がありすぎて・・・不明確。。
Posted by RIE at 2007年05月28日 23:29
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