『独立取締役の基礎知識』(2012)中央経済社 日本取締役協会編
濱田先生は第5章の独立取締役と企業不正リスク管理 を執筆。
冬に贈っていただいていたのですが、せっかくなのでゆっくり読もうと思っているうちに初夏。
しかし、ゆっくり読んだ甲斐があるというか、ゆっくり読んで面白い本です。
面白いというと語弊がありますが、濱田先生執筆の第5章は、
米国と日本のガバナンス構造の差異を述べ、
正しい企業経営をするために何をすべきか、わかりやすく書かれています。
その対策の一つに、ニュートラルで当たり前の社外の視点の重要性をあげ、
独立取締役の必要性を説いているもの。
独立取締役の議論には、人材が不足だ!とか、外の者にわかるか!
という典型的な反論もあるけれども、
「独立取締役に期待されているのは、コンサルティングではなく、経営者の監視である」
というもの。
なので、「候補者に欠くことはない」(p.150)
おススメ。
さて、読書のお供は、京都土産の茶団子。
