2011年10月02日

商店街に対する所感

2009年夏に、三井不動産からの受託研究で、商業施設について調査し考察をまとめた。
http://bouchukan.seesaa.net/article/127023952.html
その時、面白かったのは、大学生にとって必須なお店は以下。

マック、スタバ、ユニクロ。

これが、いいとか悪いとかではなく、現在の若者にとって上記のお店は、
物心ついたころからある商業文化だ。
だから行った先に、これらがあると安心する。

他方で、先日、私が歩いた尾道の商店街は、そうしたチェーン店はなかった。
http://bouchukan.seesaa.net/article/227531261.html
尾道の昔ながらのお店が、洋装品も食器も文房具屋も健在だった。
尾道駅にミスドを見かけたくらいだ。

尾道の商店街には、尾道の文化があった。


また、呉の商店街のことについて書いたが、
http://bouchukan.seesaa.net/article/228426439.html
呉でしか買えない食べられないブツがある。
巴屋やメロンパンは呉市内にお店をいくつか出しているが、
手広くチェーン店化していない。
だから、私はフライケーキ等を、わざわざ呉市まで買いに行く。

そこには、蓄積されてきた呉の文化がある。


ただ、呉の商店街にはマックとタリーズコーヒーがある。
マックに長蛇の列ができていた。
そりゃ、小さい子には、マックのポテトがいいさ。


各お店が,どの程度の利潤規模を目的とするかによって、
各お店の戦略が変わってくる。

マック、スタバ、ユニクロのような多店舗展開をする市場拡大戦略か、
フライケーキのように、そこでしか買えないという特色を生かした差別化戦略か。
あるいは、三原の八天堂のように、
地元を離れ東京に市場を求めた「木綿のハンカチーフ戦略*」か。

(*1「木綿のハンカチーフ戦略」は、経営用語にありません。
  私が作りました。そのうち一般的に認められるかもしれませんが・・・!)

(*2 八天堂は地元を離れたわけではなく、本社は今でも三原ですが、
  広島市では販売個所が無く、広島県在住の私が、同社のパンを買うのは、品川駅です)


どちらにしても、各お店である企業が、自社の経営哲学を確認して、
それを軸として戦略立てることになる。
こうしたことは、私が、しったげに書かなくても、すでにどこもなさっている(と思う)。



さて、少し違うけど、類似の話。

後期の講義「マーケティング論」では、昨年同様に、
広島の大型商業施設「アルパーク」にご協力いただき、学生がフィールド調査を行う。
この様子は、おいおいブログで書いていきたいと思うが、
昨年度の講義経験より、研究ノート「大型商業施設(アルパーク)の市場創造*」を今夏に書いた。

(*1 論文にするには、先行研究のレビューが不足と判断し、研究ノートにした。
    先行研究についていえば、大型商業施設を対象とした研究は少ない。)

(*2 査読で通れば、来春発行の『比治山大学短期大学部紀要』に掲載される)

大型商業施設の戦略と、商店街の戦略は、似て非なるものであり、
非のようで本質は同様ともいえる。
のようなことを、モリスのラーメンを食べながら、考えた次第。

そのあたりも明確にしながら、論文にします。
posted by H.A at 09:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 研究:経営学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いい考察です。
このテーマで一コマ授業しませんか?
Posted by みゼミ at 2011年10月03日 23:28
みゼミ先生
面白そうですね。また、別途要相談・・・
Posted by H.A at 2011年10月04日 06:02
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