2011年09月10日

費用(経済学的コスト)と市場創造

たまには真面目な話。

先日、経営哲学学会の全国大会で
「社会的課題の市場化・事業化」というタイトルで学会報告をしました。

これはこれまで存在しなかった市場を、自ら創造し利潤につなげる企業の戦略性を
コストの視点から考察したものです。

事例として考察したのは潟Gフピコ。
ここの環境対策室の松尾室長様には、本当にお世話になりました。
8月に、事実確認のために、再度訪問したいと突然に言ったときにも、快諾してくださり、
「できる限り協力しますからね」と熱く語ってくださったのには感激しました。
ありがとうございます。

もとい。
現在の私の研究テーマは、
市場創造、戦略、そして経済学的コストというキーワードで示すことができます。
なんとなく、自分のスタイルも固まりつつあります。

経済学的コストは、博論執筆の際に指導教授の亀川先生から頂いたテーマですが、
今になってこの概念の深さが、しみじみと分かってきました。
コストが無ければ、企業には収益はない、利潤にも至らない、
しかし、コストは、その使い方如何で、冗費にも投資にもなる。
ダイナミズムも絡む。
非常に興味深い概念です。

今回の報告では、新制度経済学派の所有権理論を援用し、
所有権の分散によるコストの分散が戦略であるということを論じました。

博論執筆後の、博論の研究を発展させてのオリジナルで新たなテーマだっただけに、
他の先生方から、どういった意見をいただけるか楽しみでした。
他の先生方からのご意見を総括すれば、
方向性としては間違っていないようですし、
今後の発展に通じるさまざまな示唆をいただきました。

報告終了後の安堵感も落ち着き、改めて持論を振り返れば、
まだまだ稚拙だし、詰めの甘いところもある。
ささ、思考熟考の波をまた泳ぎましょう。
(これが苦しいのよ、でも楽しいのよ)
posted by H.A at 19:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 研究:経営学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先生の報告内容を読んでみたいですが、経営哲学学会には入会してないから(T_T)
(いずれ入会かなぁとは思っていますが)

コストの分散を行うことが戦略になるという点は同意ですが、逆にコストの分散を行わなければならない状況になってきているという面もあると思っています。
なので、先生の研究に近い点で言えば、私の目下の課題はコスト分散を行うための指標をどのように明確化するのか?ですね。
Posted by よね at 2011年09月11日 01:38
よねちゃん
そのうち、別の形で発表しますから、特に入会されなくても大丈夫よ。学会はすでにたくさん入っておられるでしょうから、あれもこれもと入っていると大変なことになります(汗)。
Enjoy!

Posted by H.A at 2011年09月11日 06:42
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