2011年05月07日

美しい誤解

本屋さんで、中島美嘉の「Dear」が流れていたので、
今映画化されている「八日目の蝉」の文庫を買った。

「八日目の蝉」(2011)角田光代 中央文庫

NHKでドラマにもなっているし、映画の宣伝ですでに、
不倫相手の子どもを誘拐した女と、
誘拐された娘の話だということは、皆ご存じだろう。

この小説、面白かったのは、
不倫相手の自宅が小奇麗でないことだ。
不倫相手の妻が家事が苦手なようで、
家のなかは汚く、整理もされておらず、雑然としている。
また娘は本当の親の元では、惣菜を食べさせられ、
誘拐した女の元では、逃亡生活とはいえ、
ちゃんとした生活をさせられているところだ。

たとえば、今井美樹の「半袖」という歌。
妻子ある人をスキになった女子が、彼の住む家を見に行くというもの。
庭で見かけた彼の奥さんは、子どもと遊ぶとても素敵な女性という設定。

不適切な関係がストーリーになる場合、こうした設定が多いような気がする。

その中での、あえての汚い家。

好きな人(もしくは憧れる人)とか、好きな人を取り巻く全てが、素敵!
と思うのは、多くは誤解かも。
ということを考えさせてくれる小説でした。
posted by H.A at 21:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うっ、きつい話題・・・

ところで「名前をなくした女神」火曜21時に怯えています
Posted by おはま at 2011年05月13日 07:35
おはまさん
なぜ「きつい」のか!
理由は聞かずにいましょう(笑)

「名前をなくした女神」私も楽しんでいます。
あれはほとんどが、主人公の女子のKYさと、無神経な発言が事の発端かと。
木村佳乃のFoxeyのお洋服がいいですね!
Posted by H.A at 2011年05月14日 05:50
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