同じ学科の先生が、田中食品株式会社とふりかけを共同研究していることから、
おすそ分けしてもらったものを、おさめたままだった。
よく見てみると、じゃん。

私の好きな、戦艦大和が!
その他にも船好きにはたまらない赤城、長門、陸奥、武蔵。
裏面には其々の性能まで記載されてある。
戦艦大和が好きなのは、決して戦争賛美をしているわけではなく、
当時の英知が結集している戦艦に、
当時の日本で最も賢かったであろう人の集まりである海軍の悲哀が感じられるという矛盾が、
気になるからなのです。
わかりやすいところでいえば、何しろ戦艦大和には、
エレベーターもクーラーもついていたというのですから。
(今では当たり前の技術ですが、当時の日本では最先端です)
そうした賢い人たちが、なぜ戦争をしたのか。
技術と知識(知能)の矛盾、この理論的な分析については、
慶應義塾大学の菊澤研宗先生が、
「組織の不合理」として多くの書籍に書かれています。
完全合理性ではなく限定合理性を持つ人間が、
自分に降りかかる取引コストを最小限にしようとする、
いたって合理的な判断により結果的にもたらされる「不合理」ということ。
菊澤先生は上記の矛盾を「不合理」と称され、
立教大学の亀川雅人先生は、「市場の失敗」を援用し「組織の失敗」と称されます。
こうした相違も面白い。
現在、毎日のようにニュースで報道される某企業のことも、
同様の不合理や失敗や矛盾が存在しているのかもしれません。
(真実がわかりませんので、推測です)
ふりかけの話から、組織経済学の話になりました。
ちなみに、ふりかけは、
大和、赤城、長門、陸奥、武蔵、どれも同じ味です(笑)
大和・武蔵や零戦が今でも人々の心に残るのは、技術的な先進性と共に、人の感性を刺激するデザイン性があったからからと思ってます。
無駄口かもですが
なるほど。それは機能美、というものなのでしょうかね。
大和は、すべて曲線でできているそうです。以前学生たちと調査したときに、大和の曲線は、今の進んだ技術では模倣できないと知りました。
余計に、気になります、大和。