2011年01月17日

妻と家内と嫁とかみさんとワイフ

中年男性のみなさんは、自分の配偶者のことを、人前で何と呼びますか?
その呼び方は、さらっと考えただけでも、タイトルに掲げた程度は思いつきます。
おはまさんから、面白い課題をいただいたので、さっそく調べてみました。
その違いを確認できればと。

まず、議論の発端となった「嫁」ですが、
これは
@ 息子と結婚した女性を親の側からいう語。息子の妻。
A 結婚する相手の女性。(大辞林)

つまり、配偶者を指す使い方もあるけれど、息子の親の立場から、息子の配偶者を呼ぶ言葉、が先に来るようです。
なるほど。
だから、おはまさんは疑問に感じられたわけですね。



次に、汎用性のあるように感じられる「妻」。
これは、
・他人に対して自分のつまをいう語。家内。(大辞泉)
・(多く手紙文の中などで)自分の妻(つま)のことを他人にいうときに用いる語。家内(かない)。
(大辞林)
「手紙の中で」とあるように、形式ばった使い方、ということでしょう。

続いて、「家内」。
これは、大辞泉も大辞林も、まずは「家の中」という意味をあげています。
意味の三つ目に「自分の妻」。
つまり、自分の妻は家の中にいる、という意味が強い。

そして「かみさん」。
これは昔、神田正輝と結婚したばかりの聖子ちゃんが、
「うちのかみさんがね」と呼ばれるのが嬉しい、と言っていたのを思い出します。
辞書的には、
商人・職人などの主婦をいう語。また、親しい間柄では、自分の妻をいう場合もある。(大辞林)
とのこと。
「親しい間柄では」という前提がありますから、オフィシャルに使うのはよろしくないようです。

そう言えば「女房」もありますね。
これは、大辞泉も大辞林も@に自分の妻、がきています。
つづいてAに女官の部屋、や女官自身。
Bには、中世・近世の用法で、女性、また愛情の対象としての女性をいうことが来ています。
「女房」も「妻」に次ぐ、正当な呼び名ということになります。

「奥様」はどうでしょう?
これは、他人の妻を敬っていう語のようです。
よって、「うちの奥さんがね」という使い方は、間違っている、ということになります。
承知の上であえて使い、敬っているというアピールをするには良いかもしれません。


最後に、「ワイフ」(あえてのカタカナ)。
これは大辞泉も大辞林も「妻。女房。家内。」でした。
“wife”だと、妻, 奥さん, 夫人, 女房, 細君(新グローバル英和辞典 )。
日本では、「ワイフ」と呼ぶのが、全ての意味が含まれて良いかもしれません。

ここで出てきた「細君」はどーよ。
ここで、「細君」の読み方を間違ってはならない。
私は中年太りだから、「細君」ではないわ、というのは愚かです。
「ほそぎみ」ではありません。

大辞林によると、「妻君」とも当てると補足されたうえで、
@ごく軽い敬意をもって、同輩以下の人の妻を指す語。
A自分の妻の謙称。らしい。

読み方は、「さいくん」です。


上記、すべてyahoo辞書で調べました。

まとめるならば、自分の配偶者のことを人前で呼ぶ場合、
・「ワイフ」が一番間違いはない。
しかし、英語を使うのはどーも、という人が大半でしょう、その際は
・オフィシャルな場では「妻」
・カジュアルには「かみさん」
・「女房」もよろし(が演歌っぽい)。

というところでしょうか。
改めてきちんと調べると面白いですね。

以上。
posted by H.A at 20:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 追想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ありがとうございますm(__)m

刑事コロンボでは"my wife says..."が小池朝雄さんの「うちのかみさんがね〜」になってましたね♪

他にも、「うちのママが」がなんて言う友がおりますが、「あたしはあんたの母親かっ」って反論されそうですよね。
Posted by おはま at 2011年01月21日 12:05
おはまさん
日本語は種類がありすぎて難しいですね。
夫婦間の呼称は、面白い研究対象になりそうです。(外でどう呼ぶか、私的な場合にどう呼ぶか。)
Posted by H.A at 2011年01月22日 08:00
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