2010年10月17日

マツダとフォード

柔ちゃんが、引退を表明し、フォードがマツダ株を売却することを決めた。
(柔ちゃんには、長い間、元気をくれてありがとう、と言いたい。)


1979年にフォードはマツダに25%出資し、
1996年にはその比率を33.4%に引き上げ、筆頭株主となった。
当時のマツダ内の空気は、動揺、期待、不安の入り混じった何とも言えないものだった。
受け止め方は、年代や立場によっても違った。
それでも、寄らば大樹ではないが、企業の存続の安心というものは根底にあったと思う。

今回の売却方針の公表はどうだろう。
株の売却先にもより、提携先もかわってくるだろう。
環境対策車開発が必須の今、マツダ一社だけで、研究開発を進めれることは難しいだろうし。

今回の一件で、日々状況が変化することを改めて認識させられた。
企業も、ワーカーも、自立・自律で、何があっても揺るがない体力を持っておかないといけない。


今回の一件を株式会社制度から見てみると・・・
株式会社制度においては、株主は経営者を監視する役割を持つ。
マツダ(特に経営者)から見れば、その株主が去るというのは、どういう意味を持つのだろう。
フォードとしては、自らの株主に報いるために、投資先を吟味した上での決断だろう。
この場合、投資先だけではなく、提携先でもある。
???
わからなくなってきた。
これは、視座(株式会社論か、戦略論か)を明らかにしたうえで考えないと、混乱する。
ゆっくりと考えてみたい。


それにしても、株式会社は資本を集めるのに、非常に効率的な制度であるがために、
資本を集めるだけの企業の能力が求められる。
今回の一件は、マツダ株がどこに売却されるのか、動向を見守りたい。
posted by H.A at 09:55| Comment(3) | TrackBack(0) | 研究:経営学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いよいよ、円が30数年ぶりに80円を割ろうとしている今、企業の考え方の変化は日本人的な考え方で維持というのは難しくなっていくんでしょね。日本NO1の金型の会社がタイの企業の資本下に入ったりと車の関係は一番大きな変化がおきていますね。日本人みんなどうしたらよいか分からないってのが本音でしようね。
Posted by 粟屋 和弘 at 2010年10月17日 14:10
粟屋和弘さん
龍馬伝では,藩を超えて日本人として考える,と言っていますが,あれから150年近く経った今は,国を超えて,地球人としてモノを考える時なのでしょうね。
Posted by H.A at 2010年10月18日 08:21
ほんとそう思います。
鎖国した島国感覚を、そろそろ本気でオープンにしなければですね。
Posted by 粟屋和弘 at 2010年10月23日 07:38
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