2010年05月12日

義理と人情

日本を社会学的に考察し、その社会をタテ社会と提示した中根千枝氏(1967)が,
http://bouchukan.seesaa.net/article/42543496.html
『適応の条件』(1972,講談社現代新書)の中で,「義理と人情」について述べている。

日頃より,自分は義理人情に厚いタイプだと思い込んでいるので,興味深く読んだ。




「義理人情」を「義理」と「人情」に分ける。

「人情」はエモーショルなもので、英語ではempathy,sympathyなどに共通する。
「人情」は社会的な強制とかノルムを伴わず、社会によって表現方式、発露の度合いは多少異なっても、質的に異ならず、きわめて人間的な自然の感情。

他方「義理」は、外国語に対応する言葉がない。
「義理」には一定の人と人とのたちがたい関係を内包している。
特定の二者間において、一方から他方にモノが移行することが個人にとって大きな意味をもつと同時に、その二者の間に新しい関係ができ、第三者にも認識できるほどの意味を持つ。
(pp.148−151より抜粋)



のようなことが、書かれており、引き続き他国と比較され、
「義理」とは、タテ社会の日本における独特の概念であると述べられる。






タテ社会からはみ出しながらんも、
日本的概念にこてこてに包まれている自分に矛盾発見。
posted by H.A at 06:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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