2010年03月05日

最近の読書

以前ほど感動,感激する本(小説)に出会わない。
そうした本をすでに読んでしまった,というのもあるだろうけれど,
私の心の柔軟性が無くなったのだろうか。
それでも,何か心のツボを押してくれる書籍はないかと,ざくざくと読んでみた。

まず,軽いところから,映画になっている『食堂かたつむり』(2008)。
小川 糸著,ポプラ社。
ファンタジックな小説で,読後は心がほかほかする。

次に,タイトルが魅力的で手にとった『蛍坂』(2009)。
吉村 達也著,ワニブックス。
サスペンスのようなミステリーのようなホラーのような。

続いて,伊坂 幸太郎を2冊。
『重力ピエロ』(2006)新潮文庫。
これは,過去に映画化されてた。
『魔王』(2005)講談社。
これってドラマの魔王とは違うのね。
『魔王』の話の中で,主人公が人間の時間の経過を慮る場面は共感した。
例えば,電車で見かけた足もとのおぼつかないお年寄り,
しかし彼は30年前は,もっと言えば50年前は,溌剌とした青年だったはずだ,のようなことが書かれてある。
これは私もよく思うことで,反対に今は若くても,皆同じように年を重ねる。

と,そんな時間の経過を鑑み,
最後に,小説ではないけど『男おひとりさま道』(2009)。
上野千鶴子著,法研。
以前,女性向けの『おひとりさまの老後』を読んだが,これは男性編。
http://bouchukan.seesaa.net/article/62474030.html

男性編でも働く者としては,非常に勉強になる本だった。

同書には,老後の,自分とは世代の違う友人との付き合い方のマナーとして,
「教える,導く,説教するはタブー。『教える』とは,相手に『教わる』キモチがあるときにしか成り立たない行為であると,肝に銘ずべき。」(p.233)と書いてある。

気づくと説教臭いことをしゃべっている私。
今はまだ聞いていくれる若モンが周囲にいるけれど,
老後は無口で矍鑠としたおばあさんとなろう。

と,いろいろ読んで心の琴線に触れた(?)のは『男おひとりさま道』なのは,どうよ。
posted by H.A at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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