初夏のこと,某繊維企業がエッセーを募集する。
毎年恒例で授業で学生に書くよう強いた。
規定に沿って書けているもの,
読み応えがあるものを選び,3分の2くらいをまとめて応募した。
今回,学生の一人が入賞した。
昨日の授業では,大々的に発表をして,褒めた。
このエッセーは,自分の人生を振り返り,
テーマを設定し書くもの。
今回は一人のみが入賞であったが,
提出されたものを読んでいると,涙なしには読めないものもいくつかある。
世の中が想定するような,
ふつーの家庭でふつーに大きくなってきた子も多いが,
他人には想像できないような人生の重い荷物を抱えて
その事実を見つめて描いている子もいる。
自分なりに咀嚼して受け止めてきたのだろう。
20才になるかならないかの
あどけない顔をした学生の顔を思い浮かべる。
2008年12月09日
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