書きながらまとめる人は(賢い人に)多い(と思う)。
同じ大学のS先生は,ホワイトボードを研究室に置き,
それに書きながら研究構想をまとめるらしい。
遠い昔の上司からも,悩んだら,まず書け!と指導を受けた。
先日久しぶりに会った悪友が,私がウダウダ言っていると,
では書こう,と筆ペンを出してきた。
筆ペンは,急いで書けないのでよいらしい。
Englishまで筆ペンだ。
なるほど。
ゆっくり考えるというのは,よい。
その筆ペンをくれ,というと高いからダメだという。
ケチな奴だ。
筆ペンは,書いているうちに,筆で書くという自分に酔ってしまうというデメリットもある。
そのうち,悪友は余計なことまで筆ペンで書き出した。

新宿の人の多さを,「有象無象」と言っていたら,
では我々は「有象」か,はてまた「無象」か。
しどろもどろの「しどろ」か「もどろ」か。
うーーん。深い議論だ。
構想を練る作業は続く。
とかカッコイイことをいいながら,
支払いの段になると,どちらが支払うかでもめた。
なぜなら,お互い,前回は自分がおごってやった,と思っているからだ。
5060円の支払いも,どちらが2000円で3000円か,もめた。
挙句の果てには,60円をどちらが払うかで,お店の人の前で喧嘩になった。
筆ペン使ってもたいしたことは無い。