不思議に思いながら、手に取った文庫本。
読みすすめるうちに、出版した意図が理解できました。
彼は、妻と娘が、むごい事件の被害者だけなのではなく、
普通の人間として生きていたことを、形として残したかったのだと思います。
文庫本化のあとがきで、彼が
覚えていようとしても、二人のことを忘れてしまうことへの無念さや、
申し訳ない気持ちを綴っています。
生きつづけているからこそ、忘れてしまう大事なことを
思い出させてくれた本でした。
『天国からのラブレター』(2006)新潮文庫
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