2021年07月01日

小説『お家さん』でコーポレート・ガバナンスを考える

玉岡 かおる 著『お家さん』上・下  (新潮文庫) (2010)

今は無き巨大商社 鈴木商店の奥様 お家さんの話。
フィクション部分もあるようだけれど、
明治・大正・昭和の経済の様子、当時の企業の創業と巨大化の経過がよくわかる。

個人事業から合名会社に転換、
所有と経営の一体化によるつながりが強みであったが、
事業拡大・多角化による複雑化の中で、
株式会社にしなかったことが、敗因か。
人災である戦争、自然災害である関東大震災も打撃。

とビジネス面を楽しみつつ、おそらくフィクションと思われる人間模様も
なかなかオツ。
という小説面も楽しめる。

おススメ
☆☆☆☆
posted by H.A at 19:00| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする