2021年02月24日

下足番

高田郁さんの小説『みをつくし料理帖』は、江戸時代のお料理屋さんが舞台で、
高級料亭だけでなく、小料理屋でも「下足番」という係の人がいると描かれている。
履物を脱いで部屋に入る文化を持つ日本ならではの係だ。

さて、最近、趣味としている江戸時代散策散歩では、
飲み食いをしないことを我がルールとしているが、
家族と一緒に散歩の際は、何回か、江戸時代から営んでいるお店でランチをとった。
あんこう鍋屋さんとか、どじょう屋さん。


【コロナ渦ですが、そういったお店は、客席間が広く、
 検温・消毒はもとより、非常に気を使っておられて安心】


建物は関東大震災や空襲などで、建て替えられてはいるものの、
昔の趣が感じられ、かつ、下足番さんがおられて、靴を預かってくれる。
そして食後、玄関に出ていくと、すっと靴が準備されていて、びっくりする。

かの豊臣秀吉も、下足番から成りあがっていったわけで、
最初と最後にお客様と必ず接する重要な役目だったということだ。
今でこそ、靴も多様だが、昔は皆が草履で区別をつけにくかったことが推測される。
posted by H.A at 19:00| Comment(0) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする