先般読んだ篠田 節子著「銀婚式」(2016)(新潮文庫)。
これは面白かった。
女性作家の小説はどろどろして主観的だと思っているので読まないのだが、
これは25年間の紆余曲折が男性目線で描かれていて面白い。
主人公がいろいろあって最終的に地方の山奥の大学に金融を教える教員として就職。
大学の教員というのは、医者同様ドラマなどでも取り上げられやすい。
作者の方がちゃんと取材されたようで、大学の、特に地方の大学の現状が
描かれていて笑ってしまった。
中国からの留学生が日本人の学生よりも意欲的で、
かつ目上の人に対する尊敬心などを有しているというあたり、我が意を得たりと膝を打つほど。
もとい、25年という月日は、外部環境が変化し、それに応じて人間関係も移ろう。
人も成長する、手を離れる、離れたものが戻ってくる。
といったことは25年前にはわからない。
そんなこんなでお勧めの小説。
大人のあなたに、どうぞ。
2017年01月25日
再び小説
以前はよく本を読んでいて、当ブログにも読後感をしたためたものだ。
いつの頃からか、読書量が格段に減ってきた。
小説も読まないが、研究に関する本も手にすることが少なくなってきた。
いかん!
移動時間は読書の時間、
特に通勤時間は読書の時間、ということを思い出し、再び本を手に取り始めた。
おしることともに。
いつの頃からか、読書量が格段に減ってきた。
小説も読まないが、研究に関する本も手にすることが少なくなってきた。
いかん!
移動時間は読書の時間、
特に通勤時間は読書の時間、ということを思い出し、再び本を手に取り始めた。
おしることともに。