2013年04月23日

ビジネスの種

NPOというのは、ベンチャーの一つの形だと考えている。
最初はボランティア精神から始まった事業でも、
市場があれば、つまり需要と供給があれば、ビジネス化できると思う。
という私の考えを裏付けてくれる本が以下。

『社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた
 ――マッキンゼーでは気づけなかった世界を動かすビジネスモデル「Winの累乗」』
(2012)小暮 真久

とはいえ、著者は今行っているNPO活動は、NPOとして継続するようだ。
こうした書籍の印税で、ご本人はいくばくかの収入があるから、経済的には充足されているのだろう。

さて、著者は楽しい仕事の仕方について、NPOのスタッフを例に挙げながら述べている。
そのポイントは3つ。
@全体感をもって仕事をすること
A誰かのために役立つという実感を持ちながら仕事をすること
B自ら課題を設定し、解決する能力を発揮すること(p.94)
確かになと。
毎日面白くないとうじうじと仕事をしていた20代のころの自分に教えてあげたいものだ。
その頃は、言われても理解できなかっただろうけど。

また著者は日本の企業が世界で意義深い仕事をしていることも、述べている。
アフリカに行けば、一番頼りにされているのは日本の技術と製品。
つまり本業で十分社会貢献をしていると。
ただ、自社が世の中でどう見られているか、
世の中に対してなにができるかを真剣に考えている企業は少ないのではないかと(p.221)。

私の研究しているCSR,これはそもそも特別な概念ではなく、
企業が事業を全うに行うことをさすものであり、
まさにこのことだと思う。
ただ、社会環境は変化し、既存の市場は衰退する。
だから事業を遂行するためにも、新しい市場を開拓し創造しなければならない。
その着手が、人によって方法や表現が異なる。
ブルーオーシャン戦略であり、NPOであり、マーケティングであり、CSRであると。

どこに市場の種があるかは、オフィスにいてはわからない。
やはり、外を出てうろうろして、自分と文化の異なる人と会って、情報を得る、
こうした一見お金にならない活動が、種の発見につながるのでしょうね。
posted by H.A at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究:経営学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする