友人(女子)は、自らの長男と共にヴァイオリンを習っている。
小学校高学年になった彼女の長男君は、身長も伸び、子供用のヴァイオリンでは小さくなった。
そこで、いよいよ大人用のヴァイオリンを購入することとなった、とのこと。
さあ、質問です。
あなたは、息子のヴァイオリン、いくらまで出せますか?
私はヴァイオリンに疎いのだが、彼女が言うには、古いほうが音がこなれて良いらしい。
となると、所謂、中古品になる。
加えて、当然、良い物の方が良いらしい。
車と違って、ヴァイオリンは、スペックがどうのこうのというものではない。
なので、これくらいの金額のもの、というと(物販もしてる)先生が、これ、と出してくださるとのこと。
彼女は悩んだ。
そこで、これは横並びだ!と周囲のママに、息子にいくらのを購入したのかと尋ねた。
すると・・・
皆、言わないらしい。
これは揺れるママ心ですね。
そして、まことしやかに〇〇さんのところのソレはいくらだと、噂が流れたりもするらしい。
結局、彼女は自分で決めるしかなく、自分の価値観や生活を考慮して、ある金額で購入したという。
私は、そうした友人の話を非常に興味深く聞いた。
友人はいまだにその金額が妥当かどうか悩んでいたが、
私は彼女の判断は、彼女の家庭の文化度の高さを表すものでありながら、
常識の範囲内であり、妥当な額だと思う。
(上から目線的な言い方で恐縮すが、本当にそう思うのです)
お金の使い方、というのはその人の生き方をあらわすね、と思った昼下がり。

さあ、あなたならいくらのを買います?