2012年01月12日

地球表面上のパラサイト

先日参加した日本ディスクロージャー研究学会では,
午後から,
「東日本大震災後の企業のディスクロージャーの変化と日本経済の再生を考える」
を統一論題として,議論が行われた。

その司会をなさった慶應義塾大学の黒川行治先生が,以前書かれた寄稿文を配布された。
http://www.gispri.or.jp/newsletter/2009/0904-1.html

そこには,温室効果ガス削減を含む地球環境保全問題には、
「環境問題をめぐる3つの対立軸」,
すなわち,地域間,世代間,文明に対する価値観,があると提起されている。
こうした対立をいかに解決していくか,人間の英知が試されていると述べられている。

最後のあたりの文章が,とても面白い。
少し,引用したい。

「地球の半径は6378キロメートル、
 人類を含む生物はその表面10キロメートル、地球の薄皮に生息している。
 地球の寿命や変遷を思えば、
 人類の危機と思える100年の大気の成分変化や化石燃料の埋蔵量減少は、
 存在するものとしての地球にとっては瞬きの中で生じることであり、死活問題ではない。」

そして,そこで我々人間は,「地球表面上のパラサイト」であり,
「大騒ぎをしつつ、解決できないでいるのを『神』は俯瞰していることであろう」。

確かに。
(そこにおける,各個人の悩みなんて,物質として認識もされないであろう。)

とはいえ,その超マクロ的な把握の中で,
各企業がどうすればよいのか,超ミクロな経営行動も試されている。
posted by H.A at 05:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究:経営学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする