2011年06月16日

「陽子」の「陽」は「おひさま」の「陽」

見なきゃいいのに、怖いもの見たさで、
いまだに大河ドラマ「江」を観ている。

この大河が、観ていて後味が悪いのは、
現実ばなれしているとか、年齢があわないとか、というよりも、
若輩者が年長者に向かって、
ひどい物言いをするところに要因があると思う。

儒教の精神は、ないんかい。

若輩者が年長者と異なる意見を持つのが悪いのではなく、
主人公が、親の仇(秀吉)とはいえ、大声で罵声をあびせるところに、
人間としての品格が感じられない。
また、先の日曜日の最後に出てきた向井 理が、
実の父親である徳川家康に向かって、
バシバシと皮肉を言い放った個所も、
理、お前もか・・・とがっくし。



その反対に、朝の連ドラ「おひさま」はとても良い。
これでNHKはNHKとしての格を保っていると思う。

厳しい社会背景の中で、家族や周囲を思いやり、
家庭内でも敬語で話すあたりは、お互いに尊重し合っている様子が伺える。

特に私が好きだったのは、主人公の陽子が女学校や師範学校で学ぶあたり。
戦前の学校体制は現在と違うので、比較はできないが、
あの頃は、本当に勉強が好きな人が、勉強をしていたんだなと思うし、
同時に勉強したくても、家の事情でできない人もいたのだろう。
しかし、師範学校は国費で無料というのだから、
勉強が好きで勉強できる人は、救われる道もあったということだ。

こうしたドラマを見ながら、
一昨年の夏に経営哲学学会で行った京都大学を思い出した。
京都大学の百周年時計台記念館には、
歴史展示室 常設展「京都大学の歴史に関する展示」がある。
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/rekishi_tenji.htm

この展示室が私はとても好きだ。
特にこれ。

京都大学下宿の様子.jpg


あの頃の経営学者が、こうした部屋で書物を読み漁り、
思考をめぐらしていたのかと想像するだけで、崇高な気分になる。

京都大学説明文.jpg

そして,一番頭が柔らかいであろうティーンエイジャーの時に,
学ぶ喜びを見出せなかった自分を恥じるのよ・・・


posted by H.A at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする