2010年08月28日

学会報告の準備

9月冒頭に石巻で行われる日本経営学会で報告をするため、準備をしている。
報告内容は、昨冬提出した博士論文の一部であり、
テーマは、
「市場におけるCSRの意義 −市場別 社会的費用の私的費用化の視点より−」とした。

3月のビジネスクリエーター学会ではCSRを戦略的に行うことによる利潤実現への貢献に着眼したが、
http://bouchukan.seesaa.net/article/145375687.html
今回は市場原理におけるCSR概念の考察に焦点を当てている。

CSR研究は活発であるが、統一したCSRの定義や解釈はない。
しかし、多様な論者が主張するCSRの本質はほぼ同一であると思われる。
論者の立場や論じた時の社会背景の相違などで、論点や切り口、そして表現方法が異なっているのであろう。
よって、今回の報告は、そうしたCSRとはいったい何なのかを、市場原理より接近し、
CSRがどのような機能を有し、どのような意義があるのかに言及するものだ。



昨日は広島大学の大学院後期課程で学ぶSさんに報告内容を聴いてもらった。
小心者なので、不安で仕方ないからだ。
Sさんとの時間により、曖昧な個所が明らかになり、表現を考えなおしたりした。

博論の焼き直しであはあるが、今回の準備により、
指導教授の亀川雅人先生が提示してくださった理論への理解が、改めて深まったように思う。
というか、自分自身が理解しきれないまま書いていた個所があった(おそらくたくさん)ことに、これまた改めて恐縮してしまう。
また、この博論は我が博論ながら、今後まだまだ研究できる理論や材料の宝庫だと思う(指導教授のおかげで)。
今回の報告の準備の最中にも、着手したい論点が明確になった。
報告終了後は(比治山大学の紀要論文を書いた上で)、その研究を進めたいと思う。


暗黙知(ここでは「頭の中でぐじゃぐじゃ考えること」の意味)を
形式知(ここでは「他人に伝えることができるように論理的に文字や口頭表現でまとめること」の意味)にすることは、
労力を要し難しい。
訓練と慣れしかないのだろうな。
posted by H.A at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究:経営学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする