映画「ゆれる」で感激して以来,西川監督には興味があり,
観てみたかった映画「ディア・ドクター」。
mixiでJoseさんが褒めてらしたので,
これは観ないわけにいかん,と昨日の土曜日,早起きをし,
やるべきことを済ませてから,夕刻,鑑賞しにいそいそと出かけました。
ドンパチも派手さも色恋もない地味な映画ですが,
エンターテイメント性に走っていない,
人の心情を丁寧に表現した,まさに映画,という感じの映画。
昨日の日経新聞では,テレビの映画化に関する記事がありましたが,
この映画は,その対極にある映画でしょう。
八千草香が流しのほうを向いたまま,自分の想いを話す場面。
目を見て語るのではなく,
言いたいことを背中で語らせている手法は,
前作の「ゆれる」でもありましたが,
寅さんでも山田洋二監督がしていますね。
(寅さんの背中語りは,圧巻です)
西川監督は,まだ若いし,若干あらけずりな部分もありますが,
(すみません,生意気に。
私にはとても,西川さんのように,
原作,脚本,監督なんてできません。)
原作,脚本を書くときは,広島の実家にこもるという西川さん,
次回作も期待してます!
あ,蛇足ですが,
前回のオダキギ・ジョー,そして今回の瑛太。
お二人ともナイスガイで,好きです

。
さて,憧れの年金生活では,夏の甲子園の時期以外は,
毎日映画館に通うおばあさんになる,
というのが以前からの私の夢です。
“おばあちゃんの映画評論”なんてブログのタイトルが将来できたら,
著者はきっと私です。
さあさ,今日の日曜日は勤務先のオープンキャンパス。
働き者に,幸あれ。