2009年07月04日

ゴミの有料化についての意見

私は無口な人間だが,時折意見を言うことがある。










テレビを見ながら,独り言として・・・
家族は,うるさくて仕方がないらしい。


昨今のニュースに対するその独り言を,ここにしたためてみたい。





札幌市が家庭ごみの有料化を7月1日より開始した。
前日の6月30日の夕方のテレビニュースでは,
ゴミが無料のうちにという札幌市民の思いから,
膨大な量のごみがゴミの集積場に積み上げられ,
散乱している様子を写していた。

また,昨日朝のめざましテレビでは有料化に伴う札幌市の施策と,
市の職員と町内会の人による見回りの様子や,
他方で,すでに有料化を実行している日野市の実態を放映していた。

テレビにおける情報がすべて正しいわけではないし,
すべての事実だとは思わないが,
自分ではすぐに訪ねることができない
遠い地域の一部を垣間見ることはできる。

昨年度まで,私の担当する授業において,
ディベート手法を学ばせるために
ゴミ問題をテーマとしていた。
その際,広島市の環境対策課の方に講義をしていただく等,
私も学生とともにいろいろ学んだので,
今回の札幌市の施策は,非常に興味深くニュースを見ている。

ゴミの収集問題は多様な課題を包含し,
一概に結論が出るものではない。
(よってディベートにはうってつけの題材だった)


有料化を実施するには,長期にわたる事前周知と教育,
実施後はやはり,その徹底のための周知と教育が必要である。
有料化に伴うゴミの不法投棄や,施策徹底のためのコストを考慮すれば,
実は有料化によるごみ量の削減,関連費用の縮小化という目的と
相反することが起こりうる,ともいえる。
(と,ディベートで学生たちが議論していた)


有料化により,本当にゴミは減るのだろうか。
現在も無料なのではなく,税による負担なのだから,
「有料化」という表現は適切なのだろうか。
有料化に踏み切る前に,他にできることがあったのではないか。

また,ゴミの増減は相対的なものであり,いつと,何と比較するかによる。
今朝のめざましテレビでは,成功した事例として日野市があげられ,
同市長が,ゴミ量が半減したと話していた。
いつと比較して半減かと言うと,有料化が開始する前年度との比較であった。
生ゴミや燃えるゴミなど,日々出るごみ以外の,
大型ごみ,資源ごみ,燃えないゴミなどは,
有料化になる前に出したれ!と皆考えるため,
有料化の前年度はどの自治体もゴミが増えている。
よって,前年度との比較ではなく,前前年度の比較が見たかった。
(グラフは前年度からしかなかった)

また,有料化から数年たつと,皆それに慣れ,またゴミが増える,ということを,
どこかの自治体の数値を用いて学生が議論していた。


制度が変革する際の,それに伴う労力や費用はいたしたかないとして,
有料化して10年たった時にどうなっているかが問われるであろう。

*札幌市や日野市のごみ収集有料化の詳細を調べずに述べているため,
 的外れなことを書いていたらごめんなさい。
 分別収集をすでにしていたか否か,
 有料化の対象となるごみの種類は何か,などで論点も変わります。







青い地球を青いままにするには,
ゴミになるものを作り出さない制度が必要なのでしょうね。

ならば,こうして書いている私が,ちゃんと地球のことを思いやっているか,と自問すれば,
申し訳ありません,努力が足りません,と謝るしかない・・・
posted by H.A at 06:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする