既婚者には必ず、
「オット(orツマ)を愛してる?」と聞きます。
もしくは「夫婦仲良しかい?」と聞きます。
中には、他人には計り知れない苦悩の末、
新たな道を歩くという英断を下した人もいますが、
ここでは、その言及は避けるとして、
ほぼ、どの夫婦も(なぜか)仲良しです。
今、仮にブリブリ言ってたとしても、夫婦である、という事実と時の積み重ねは、
将来の仲良しを推測させます。
(中には、違う場合もあるかもしれませんが)
と、友人から、読んでみたら?と薦められた本。
『そうか、もう君はいないのか』城山三郎 幻冬舎(2008)
ちなみに友人は夫婦で、同書を探し、本屋を行脚したらしい。
(どこも売り切れだったそうな。)
自分より4つ若い妻が、思いがけず先に逝ってしまったことによる喪失感を、
過去の振り返りと共に描いたエッセイ。
娘のあとがきも、泣かせます。