2007年05月28日

『希望学』

『希望学』玄田有史編著
中公新書

2006年4月出版で、購入してしばらく本棚で埃をかぶっていた。

希望を個人の問題としてだけでなく、社会の問題として科学的に考える希望の社会科学を「希望学」と名づけている、とのこと。

科学研究費助成を受けて行った
「学校における職業教育に関する経済学的研究」の調査結果をもとに書かれていて、学術的でもある。

幼いころになりたい職業が明確だった人のほうが、
大人になってからも希望を持っているそうだ。
もちろん、ほとんどが希望の職業についているわけではない。

なりたい職業という希望があって、
挫折して失望して、
そこで現実と折り合いながら道を模索して
新たな希望を見出すのだ、のようなことも書かれている。
失望は希望を持たないと経験できない。

こけてみるのもいい。

で、玄田先生の小さいころの夢が
カープで野球選手、というのもいい。

posted by H.A at 19:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする