経営学において、
情報の非対称性という概念がある(らしい)。
着手しかけた研究がひと段落着いたら、学んでみたいものだ。
10年後になるだろうが( ̄‥ ̄)
さて、ここで半襟の非対称性について述べてみたい。
4月末の天気の良い日曜日に、11年ぶりに着物なるものを着てみた。
あまりに久しぶりなので、4月初旬に小物類を調達しにデパートの着物サロンに行った。
普通の白い半襟(顔に最も近い箇所にくるもの)を購入しようと思ったら、お店の方が
金と銀との花の刺繍の入ったオシャレな半襟を奨めてくださったので、それにした。(値段が3千円と1万円と随分違ったが、11年ぶりなので買ってみた)
半襟は、長襦袢に縫い付けなければならない。
そのお店の方が、
「これは左右同じ柄が見えては面白くありません。
いいですか。
わざと左右ずらしてつけてください。
そのほうが粋です。」とおっしゃる。
帰り際にも繰り返しおっしゃる。
素直な私は、あえて、左右10センチぐらいずらして縫った。
その後、着物道具一切を着付けしてくれるホテルの美容院に送った。
美容院では届いた着物のシワなど事前にチェックし、直してくれるとのこと。
当日。
2人がかりでの着付け。
あれっ?なぜか半襟が左右対称だ。
長襦袢がずれているのだろうか。。。
いや、違う。
恐る恐る私の疑問をぶつけてみたら、
着付けの方が、
「あ、そういえば、
○○さん(同じ美容院の着付けのスタッフ)が、
あまりに左右がずれてるのがあったから、
縫い直したと言ってたわ。」とのこと。
自分がとてもだらしない人間だと思われたようで、
私は、あえての
半襟の左右非対称性なのだと、
一生懸命主張(言い訳)をした。
着物の世界は奥深い。
どちらが正しいのだろうか・・・