
いつも通っているバレエ教室の発表会が先日行われた。
前方中央の席が一つ空いているのを発見。
「そこ、空いてます
ね」
と言いながら、どーんと鎮座。
オープニング。
アイネ・クライネ・ナハトムジークの曲と共に、
ピンク色の中学生、高校生がざーーーっとステージに登場。
涙

いろんな曲、演出、衣装、舞踊が続く。
第二部のくるみ割り人形では、
バーレッスンでお手本にするまいちゃんが、
こんぺいとうの女王を舞う。
東京から招聘した男性舞踊家とともにグラン・パ・ド・ドゥ。
最後のおもちゃの国出演者勢ぞろいのフィナーレも
涙

バレエの先生の総合プロデュース力も毎度毎度すばらしい。
企画からはじまり、テーマ設定、選曲、出演交渉、
振り付け、指導、演出、雑用・・・すべて一人。
バレエ指導暦は随分長いのだが、
途中指導を中断されていたようで、丁度20歳前後の踊り盛りの世代が不在。
よって、中学生、高校生にレベルの高い役回りが要求される。
指導側の先生も大変、中高生も辛い。
学校行事や部活、受験と重なる中で、
趣味の粋を越えるバレエレッスンの継続は並大抵の努力ではない。
ステージでキレイな衣装を着て、
いとも簡単そうに難易度の高いパをこなす彼女達が
普段は普通の高校生で、中学生だなんて、
知らない人はわかんないだろう。
私は、みんなの動きが良く見えるように、
前のめりに座り、
みんなの動きにあわせて、
右に左に頭を動かし、
登場時と終了時にはやんややんやと拍手をし、
後ろから見たら、うっとしい客だったろう。
しかし、みんなのここ半年ぐらいの
平日も休日も無いレッスンのハードさを見てきただけに、
のびのびと踊っていることが、
なんだか嬉しくて嬉しくて

。
幼いときから、ステージでライトをあびる喜びを知り、
人様に見ていただくためには、
地道な練習が必要であることも知り、
その練習は並大抵ではないことも知る彼女達はスゴイ!
とにかくお疲れ様。
疲労のたまった体と、爪が割れたであろう足をしばらく休めてね。
とても、ステキでした。
ただ、職業柄いろいろ考えてしまう。
バレエを生業にするには難しい。
昨年準主役級だった子が今春から関西の大学に進学したため、
ソロ2曲のみ踊っていた。
今後どうするのかな。
体の軽い10代までの趣味と割り切れればまだいい。
働きながら継続するには、ちとハードなバレエ。
(私のような、ストレッチ目的の習い事では、
彼女達はすまないだろうし・・・)
別に相談を受けたわけでもないし、
誰も悩んでいるわけでもないのに、
またいちいち考えてしまった。
よし!私もアラベスク